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人間ものさしは使えない

ある日の夕方、研究室に行ったら、きれいに片付いていた。「お、なんかきれい」と言ったら、ケンシロウの恋人と同じ名前の女子学生が「今日は掃除日だったので、かなちゃん(仮名)がきれいにしてました」と答えた。

研究室には3つテーブルがあり、手前からナチュラル、ホワイト、ダークブラウンである。色のイメージは以下のページを参考にしてほしい。
オフィス家具.com

ナチュラルテーブルとホワイトテーブルは本当にきれいに片付いていて、物がほとんどのっていなかった。二つを見ているうち、ふとどっちのテーブルが大きいのかという疑問がわいた。同じ時期に発注したはずだが、確か微妙に大きさが違うように記憶していた。

私「この2つ、どっちが大きく見える?」

KC(男子)「え~、どっちですかねえ」

ケンシロウの恋人と同名の女子「うーん、あっち?」

KCが「じゃあ、ちょっと測ってみます」というので、メジャーを使うのかと思いきや、彼は腕を大きく広げてテーブルに合わせ、腕を固定したまま、ホワイトテーブルからナチュラルテーブルへひょこひょこ移動し始めた。ケンシロウの恋人と同名の女子も「え? そんなので測るの?」という感じで、腕を広げてひょこひょこ移動するKCをおかしそうに眺めている。

ナチュラルテーブルに着地した(?)KCは「よしっ」という表情を浮かべ、「ホワイトのほうが小さいです」と宣言した。あれ、私の記憶と違う。発注したときの記憶が正しければ、一番大きいのはホワイトのはずなのだ。

私「KC、もう一度やってみて」

KC「いいっすよ」

2回目の測定で慣れたのか、KCのひょこひょこ具合はスピーディになってきた。まるで、カカシのかに歩きだ。と、そのとき、「ひゃひゃひゃひゃ!」とケンシロウの恋人と同名の女子が口元を懸命に押さえながら、KCの様子を見て、爆笑しはじめた。ここで読者に断っておきたいのだが、ケンシロウの恋人と同名の女子は普段、爆笑するような性格ではないのだ。読者の皆さんはその点を鑑みてKCのカカシ歩きを想像してほしい。

ひゃひゃひゃの笑い声を浴びながら、KCは2回目の測定に入った。そして、確信をもった笑みを浮かべ、「やはりホワイトのほうが小さいです」とのたまった。

私は自分の記憶が正しいのか、KCの人間ものさしが正しいのか、白黒つけるため、研究室の道具箱に入っていたメジャーをシャキーン!と取り出し、ホワイトテーブルとナチュラルテーブルの長さを測った。

私は勝ち誇って叫んだ。「ホワイトのほうが大きい!」

「ええっ!?」KCの信じられないという声が研究室にこだました。そして、KCは3回目の測定に入った。ひょこひょこ、ひょこひょこ…そして、当然のごとくケンシロウと同名の女子の笑い声が炸裂した。「ひゃひゃひゃひゃひゃ!」

KCは青い顔で振り向いて言った。「やっぱり小さい」

今日の教訓「人間ものさしは使えない」