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人に教えるということ

人に何かを教えるのは難しい。
「人に教えることは、教えられることである」と誰かが言っていたが、本当にその通りだと思う。

これまで私はいくつかの授業でTAをしてきた。
TAとはティーチングアシスタントの略で、大学の授業の補助をするバイトみたいなものである。
TAは授業中に受講生の質問に答えたり、出席を取りまとめたり、ときにはレポート採点をしたりすることもある。
中でも1番緊張するのが受講生の質問に答えることである。
質問の内容が答えられることだったときはなんとか受講生に回答を伝えることができる。
しかし、中にはあやふやにしか知らないことも、見当もつかないことを質問されることもある。
そのときには受講生と一緒に考えながら理解してもらおうと試みる。
上手くいくこともあるし、上手くいかないこともある。
そもそも、自分が知っていることだとしてもそれを理解してもらえるように説明することはさらに技量が必要になる。
「わかりやすく」という条件が加わるとなおさら難しい。
受講生の素朴な疑問に答えきれないことがあったときは、自分の至らなさを悔やむばかりである。

 
人に何かを教えるのは難しい。
「人に何かを教えるためには、その人よりも3倍以上教えることを知っていないといけない」と誰かが言っていたが、本当にその通りだと思う。

いま私はある人にピアノを教えている。
いろいろなご縁があって、「ピアノをもっとうまくなりたい」という人にピアノのレッスンをすることになったのだ。
ただ、私は人にピアノを教えた経験が全くない。
何十年ピアノを弾き続けて、ピアノを趣味・特技としているが、ただそれだけである。
音大生のように専門的に音楽を勉強してきたわけではないし、YAMAHAの講師のようにうまく教える技術があるわけではない。
今までピアノを人に教えた経験もないし、人に教えるための素養があるわけではない。
そんな私がどのようにピアノを教えていけばよいのか。
いまは、今まで自分が受けて来たレッスンを振り返りながら必死になってピアノのレッスンをしている。
試行錯誤の繰り返しで毎回反省することが多い。

 
まったく、人に何かを教えるというのは難しいなあ。